TOPSoftware > アプリ構築の時短を後押しするローコード開発とは(前)

Software

アプリ構築の時短を後押しするローコード開発とは(前)

2018/04/17

Clint Boulton CIO

 企業各社は、デジタル時代の中で競争力を高めるべく、従来のソフトウエア開発手法に代えてアジャイルやDevOpsを取り入れつつあり、短いサイクルでソフトウエアの開発や継続的更新を進められるようにしている。しかし、アプリケーション開発の高速化を後押しするために最高情報責任者(CIO)が使える選択肢はほかにも数多くある。その1つが「ローコード開発(low-code development)」だ。名前が示すとおり、最小限のコーディングでアプリケーションを開発できる。

 ローコード開発プラットフォームでは、ビジュアルな宣言的手法によって、コードを記述することなく、データ、ロジック、フロー、フォームといったアプリケーションの構造物を定義できると、米調査会社Forrester Researchは説明している。いわば、コンピューターの画面上で仮想的なLEGOブロックを組み合わせるかのような形で、アプリケーションの構成要素をドラッグ&ドロップで配置できる。さらに、古いアプリケーションとの連携、レポートの生成、ユーザーインタフェースの特別な要件への対応のために、コーディングを加えることもできる。Forresterのアナリスト、John Rymer氏が2017年10月に発表した調査レポートにはそのように説明がある。

 ローコード開発を巡る考察については、Steven Koh氏の記事が参考になる。また、ローコード開発と、その兄弟分であるノーコード開発の違いについては、Jason Bloomberg氏の記事を参考にするとよいだろう。

ローコード開発の4つの実例

 競合他社より先にソフトウエアをリリースしたいと考えている企業にとって、ローコード開発(およびノーコード開発)で得られる時間短縮は大きな意味を持つかもしれない。Forresterの調査によると、プログラミング言語、フレームワーク、ミドルウエアを使った従来型のコーディングでカスタムメイドのアプリケーションを開発する場合、ビジネス要件を期限内で満たすという面で課題があると回答したアプリケーション開発者が31%に上った。

 CIO.comは、ローコード開発がソフトウエアのデリバリーにもたらしている恩恵について、オランダShell Downstream、米7-Eleven、米John HancockなどのITリーダーに話を聞いた。

↑ページ先頭へ