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オープンソースの誕生から20年、期待ほど変わらなかった世界(後)

2018/02/08

Matt Asay InfoWorld

 オープンソースの正式な誕生から、20年が経過した。誰かお気づきになっただろうか。実のところ、認識はされていない。オープンソースほどの革新的な存在となると、あらゆるソフトウエアの開発、販売、流通のあり方が変わったはずだと思うだろう。しかし、オープンソースの20周年を盛大に祝おうと計画している面々にはお気の毒ながら、そうはならなかった。すなわち、ソフトウエアは変わらなかった。大半の開発者にとって、ほとんどのソフトウエアはいまだに断固としてプロプライエタリだ。

前回から続く)

口では支持するも費用で尻込みする各社

 米Apache Software Foundationの初期の理事で、米Sourcepointの最高技術責任者(CTO)を務めるGeir Magnusson氏からは、Twitterで次のようなコメントが寄せられた。

 「差別化に関係しない部分やインフラ関連では、(オープンソースが及ぼした)インパクトは非常に大きい。だが、(Eric Raymond氏が言う)『95%のソフトウエア』は、特定企業のニーズや個別の具体的なニーズに合わせてカスタムメイドで開発された、つまらない代物が多い。そのニーズが本物にせよ、主観的なものにせよ」

 依然としてクローズドのままのコードはたくさんあるが、そのコードを目にしなくてよいことを、我々はありがたく思うべきかもしれない。なぜなら、開発元の企業以外にとっては、少々役立たずのコードだからだ。こうしたコードもオープンソース化が可能かと聞かれれば、答えはイエスだ。しかし、オープンソース化すべきかと聞かれたら、答えに窮する。

 また、コードのオープンソース化には、まぎれもなくコストがかかる。Red Hatのストラテジスト、Dave Neary氏からは、「(開発したコードの)唯一のユーザーにとって、(オープンソース化の)恩恵は少ない」とのコメントがあった。

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