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CRMとマーケティングオートメーション、その違いは(下)

2018/01/26

David Taber CIO

 マーケティングオートメーションシステムとCRM(顧客関係管理)システムは、リードやコンタクト、顧客企業を扱うという点で、守備範囲が重なり合っているように思える。両者を巡る話は、あいまいさや分かりにくさには事欠かない(理由の一端は、おかしなブランディングにある)。その結果、論点がつかみにくくなっている。

前回から続く)

CRMとマーケティングオートメーションの一体化

 Salesforce.comでは、CRMというくくりの中にマーケティングオートメーションが含まれている。Salesforceの「Marketing Cloud」は、同社が買収した企業が提供していた機能やサービスが主な構成要素となっており、現在では、センチメント分析、広告、カスタマージャーニー管理、メール一斉配信、キャンペーン管理をはじめ、一般にマーケティング部門のみが利用する機能が含まれている。こうした機能のうちでマーケティングオートメーションとして一般的な機能は一部しかない。少し話を整理しておこう。

 顧客関係管理という名前からすると、CRMシステムにはマーケティングオートメーションの高度な機能が含まれていてしかるべきという気がする。しかし、そうした機能がないCRMシステムは多い。Salesforce自体も、何年か前に米ExactTargetと米Pardotを買収するまでは、メールの一斉配信には関知していなかった。

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