TOPアプリ/OS > 機械学習と画像分析で皮膚がんを迅速に診断、IBMが技術を開発...

アプリ/OS

機械学習と画像分析で皮膚がんを迅速に診断、IBMが技術を開発

2014/12/19

Joab Jackson IDG News Service

 「コグニティブ(認知)コンピューティング」を利用した画像分析によって、皮膚がんを従来より迅速かつ正確に診断できる技術を、米IBMの研究開発部門IBM Researchが開発した。ニューヨーク市の米Memorial Sloan Kettering Cancer Centerとの共同研究によるものだ。

 この技術を利用して3000枚の画像を分析してみたところ、約95%の精度でメラノーマを発見できたという。人間に頼る部分が大きい従来の診断は平均75~84%の精度であり、これを大きく上回る結果だ。

 IBM Researchのコグニティブコンピューティング部門でマルチメディア分析を担当する研究者のNoel Codella氏は、ニューヨーク州ヨークタウンハイツにあるIBMのトーマス・J・ワトソン研究所で、「この技術に膨大なデータを取り込むことにより、医師が情報に基づく的確な診断を下せるようになる」と語った。

 この技術が商用化された場合、コグニティブコンピューティングの手法によって、画像を1秒足らずで分析できるようになる。人間が分析するよりはるかに速い。

 こうした技術は、皮膚がんの効果的な治療に大きく寄与することが考えられる。米公衆衛生局のデータによると、米国だけでも年間約500万人が皮膚がんの治療を受けている。

↑ページ先頭へ