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ロボットに対する「不気味の谷」、反応する脳の部位が判明

2018/01/18

George Nott Computerworld

 ロボットの見た目を人間に似せていくと、親近感は高まる。しかし、あまりに人間に似すぎると、ある時点でその親近感が突如として嫌悪感に変わり、まるで死体でも目にしたかのような反応を呼び起こす。

Credit: Peter Sayer/IDG

 生身の人間とは微妙に異なるアンドロイドの外観や動きに対して、人が急に違和感を覚えるこの現象は、「不気味の谷」と呼ばれる。1970年代に打ち出された概念だ。

 アンドロイドの動きを見た時にこのような反応が起きる仕組みは、これまで詳しい調査はされてこなかった。人間が想定する自然な動きと、微妙にぎこちない実際のアンドロイドの動きとの不一致が原因とされていた。

 このたび、大阪大学の研究者らのグループが、ロボットのぎこちない動きを検知する脳の領域を突き止めた。研究グループは、人がアンドロイドの動きを見た時と、そのアンドロイドのモデルになった人間の動きを見た時とで、脳活動がどのように異なるかを、MRIを使って調べ、関係する部位を割り出した。この研究結果は、嫌悪感を覚えさせないロボットの開発に役立つのみならず、パーキンソン病の研究にも貢献する。

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