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英国議会、電話システムをSkype for Businessに移行中

2017/11/08

Scott Carey Computerworld UK

 英国議会でデジタル化に関する職務を担っているParliamentary Digital Service(PDS)は、議員や職員が使う電話システムを米Microsoftの「Skype for Business」へと全面的に刷新する取り組みを進めている。対象となるユーザーは8000人で、導入の作業は後半戦に入っている。この移行によって、議員同士や有権者とのコミュニケーションのあり方が大きく変わる。

 Microsoftがロンドンで開催したイベント「Future Decoded」で、PDSのトップを務めるTracey Jessup氏が現地時間2017年10月31日のセッションに登壇した。この中でJessup氏は、PDSが受け継いだ電話システムの環境について、昔ながらのメタル回線を使っていてビデオ会議の機能もない「60年代のスタイル」だと表現した。

 この環境では、コミュニケーションに関してPDSが打てる手が限られている。また、「ベンダーの選択肢が減ってきて、コストが高まりつつあった。この点は、移行の理由づけとして説得力がある」と同氏は言う。

 Microsoftが法人向けの「Office 365」で提供しているサービスの中には、PDSのような組織や企業が使う電話システムの機能をクラウド上で実現したものがある。このサービスは、Office 365の「Enterprise E5」プランに含まれているほか、「同E1」「同E3」でも月8ドルの追加料金で利用できる。これを使えば、旧来のPBX(構内交換機)を廃止できる。

 PDSは、マネージド・サービス・プロバイダーの英GCIの協力のもと、2018年6月までに、英国議会の全員を新しい統合電話システムに移行する計画だ。通話に使う機器は、Skypeのインフラに接続するVoIP電話機、あるいはコンピューター上で動作するSkype for Businessアプリのいずれかを本人が選択できる。また、Skypeの通話を各自の携帯電話に転送することも可能だ。旧来のPBXを使う電話機は全廃する。

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