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WatsonをIoTの頭脳に、IBMの狙いは

2017/10/25

Jon Gold Network World

 ビジネス界のあらゆる部分でIoTの存在感が高まる中、米IBMが目指しているのは、IoTを支える頭脳としての存在だ。新しいデータから洞察を引き出し、新たな実装を準備し、意思決定を促すという面で、人工知能(AI)の専門知識を生かしたいと考えている。

Credit: Magdalena Petrova

 「Watson」のAIはIoTのバックエンドに理想的だというのがIBMの考えだ。その分野を直接的に手がけている企業は極めて少ない。新たなデバイスをネットワークに接続するテクノロジーはかなり普及しているが、そこから得られる膨大なデータに対して有意義な仕事を行うためのテクノロジーはさほど広まっていない。

 IBMでWatson IoTを担当するBret Greensteinバイスプレジデントは、IoTに関する同社のラインナップで心臓部にあたるのがWatsonだと話す。

 「当社はWatsonをプラットフォームレベルで採用して、エンジニアリングやオペレーションのソリューションでWatsonを利用し、画像解析や音声/会話サービスのように、まさにWatsonらしい新機軸を取り入れている。結局のところ、IoTは人間と絡んだ時に面白くなるからだ」

 現時点でIBMが大きな価値提案としているのが予知保全だ。石油掘削装置の重要部品が故障するまでの時間の予測、企業が保有する大量の車やトラックの耐用年数の把握、産業用機械の監視など、どのような用途にせよ、費用を節約してコストを予測可能にすることに狙いがある。データをモデルにマッピングすることと、ダウンタイムを減らすことが最も重要だ。

 「当社が常に注目しているのは、データが持つ意味と、そのデータをどのように使ってまずコスト削減を促すか、さらには、そのデータを新たな収益源の開拓にどのように利用するかだ」とGreenstein氏は言う。

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