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Apple Watchの心拍センサーで糖尿病予備群の判定が可能に、米研究

2018/02/09

Michael Simon Macworld

 米Appleの「Apple Watch」は、活動的な毎日を送るのに役立つだけでなく、さまざまな心疾患を検知する助けにもなる(当Macworldでも、記事執筆者の1人が、Apple Watchに命を救われた経験がある)。特別なバンドや周辺機器がなくても、Apple Watch本体の心拍センサーのデータのみで疾患の検知が可能だ。そして、米Cardiogramが発表した新たな研究結果によると、心拍センサーで検知できる疾患の範囲は糖尿病にまで拡大している。

Credit: Doug Duvall/IDG

 Cardiogramでは、「DeepHeart」というディープラーニングネットワークを使って、Apple Watchなどの心拍センサーで取得したデータから疾患を検知する研究に取り組んできた。これまでの研究で、心房細動、高血圧、睡眠時無呼吸を検知できることは既に示されていたが、新たな研究で糖尿病もそのリストに加わった。

 糖尿病に関しては、Appleや米Googleが、血糖値を測定できるハードウエアの開発を進めているとのうわさがあるが、Cardiogramの手法にはそうしたハードウエアは必要ない。機械学習と、Apple Watchの心拍センサーだけで、ユーザーが糖尿病かどうかを判定する。

 「Apple Watchが既に備えている心拍センサーで、実際に糖尿病の兆候を検知できる」と、Cardiogramの共同創業者、Brandon Ballinger氏は言う。「研究結果では、最終的な精度は85%だった。手首で動作するアプリとしてはかなり高い」

 Apple Watchの販売数が過去最高を記録する中、大多数のユーザーは、健康向上やフィットネスを主な用途としてこのデバイスを利用している。Apple Watchの心拍センサーのおかげで心臓発作や肺塞栓症に命を奪われずに済んだという話は、報道でよく目にする。また、Cardiogramが心房細動について昨年行った研究では、Apple自身がwatchOS 4で行った研究と同様の結果が得られている。Apple Watchの心拍データで糖尿病も検知できるとなると、かなり大きなプラスだ。心臓以外の疾患も判定できることが、どれほどの救いの手となるか、とても言い表せない。

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