「Google Homeの開発でまず始めたのは、家を知ることだった」。米国ラスベガスで開催された家電見本市CES 2018で、米グーグルのスマートホーム プロダクト担当マーク・スペーツ氏が、Googleアシスタントやスマートスピーカー、そしてそれらの今後について語った。米グーグルは、今回のCESに初めて展示スペースを設け、会場周辺に広告を掲出する力の入れようだ。

米グーグルはCES 2018に初めて展示会場を設けた
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 スペーツ氏はトークセッション「Voice Control: Improving the Smart Home Experience」に、米インテルのスマートホームグループGMであるマイルス・キングストン氏、韓国サムスン電子のサービスアンドニュービジネスVP&ジェネラルマネジャーのナナ・ムルゲサン氏らと登壇した。

 スペーツ氏はスマートスピーカー「Google Home」を開発するに当たり、「まず『家』のことを知ることから始めた」と話す。スマートスピーカーに何をさせるかではなく、何が必要かを考えた時に、「誰も家のことを知らない」のだと気づいたという。

 米アマゾン・ドット・コムやグーグルなどが相次いで発売したスマートスピーカーだが、登壇者は異口同音に「まだ始まったばかり」であることを強調した。サムスンのムルガサン氏は、「インテリジェント(理解力がある)ではあるが、ワイズ(経験に裏打ちされた賢さがある)ではない。ワイズになるには、人間との関わりがもっと必要だ。会話のきっかけが、『ヘイ、グーグル』のように同じ言葉でないといけないのも、まだまだ不自然だ」指摘した。

トークセッションの様子。米グーグルのスペーツ氏は、右から2番目
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 登壇者からは、今後はディスプレイとの組み合わせによってより進歩していくはずだという意見もあった。スマートディスプレイについてはCES 2018でも注目度が高く、ソニー、サムスン傘下のJBL、LG、レノボなどが、Googleアシスタント対応製品を発表している。

 「スマートスピーカーをキッチンに置くことを考えてみてほしい。音声でタイマー機能を利用するのはいいが、レシピを音声で読み聞かせられても困る。カレンダー機能についても、今日の天気だけならいいが、カレンダーの内容を読み上げられるのは苦痛だ」(スペーツ氏)。ディスプレイとの組み合わせで、より便利になるとの見方を示した。

CES 2018では、スマートディスプレイが多く登場した。写真は、CES 2018で発表された中国レノボのスマートディスプレイ
(出所:中国レノボ)
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