ITインフラ(システム基盤)分野で、新しい技術やサービスが相次いでいる。これらのうち、2018年に多くのユーザー企業の注目を浴びるITインフラ技術はどれか。日経BP社はITインフラに詳しい5人の有識者に予想してもらった。

 5人の有識者は、野村総合研究所の石田裕三上級アプリケーションエンジニア、ウルシステムズの漆原 茂代表取締役社長、国立情報学研究所の佐藤一郎 副所長 情報社会相関研究系教授、Publickeyの新野淳一編集長/Blogger in Chief、楽天の森 正弥執行役員 楽天技術研究所代表である。

 この予想は、「ITインフラテクノロジーAWARD 2018」の選考で5氏が議論した内容を基にしている。ITインフラテクノロジーAWARDとは、企業の注目を浴びる可能性が高いITインフラの技術・製品・サービスについて、日経BP社が有識者の審査を通じて選出する表彰制度。毎年1回実施し、今回で4回目となる。

 予想に当たってはまず、事前にノミネートした57の候補から、今後ユーザー企業の現場で採用が進む可能性が高いと見込まれる技術を、各氏が5つずつ選んだ。これらをまとめたところ、16個に絞り込まれた。

 16の技術のうち、2018年に注目を浴びそうな技術はどれかを各氏に予想してもらった。競馬予想に見立て、2018年に最も注目を浴びる可能性が高い技術は「本命(◎)」、それに次ぐ技術は「対抗(○)」、動向次第で大きく化けそうな技術が「穴(▲)」、2018年にブレークするかは不透明だが、有識者個人が注目したい技術を「注意(注)」とした。そのうえで、各氏が本命に挙げた数が最も多い技術を、「本命」とした。

5氏が予想する2018年に注目すべきITインフラ
◎:本命、○:対抗、▲:穴、注:注意
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 結果、2018年の本命は、「学習済みクラウドAI」となった。漆原、佐藤、森の3氏が本命に挙げた。続く「対抗」は、「メモリー指向アーキテクチャー」に決まった。全てのデータをメモリー上に持って処理することを想定したシステムのアーキテクチャーを指す。石田氏、佐藤氏、森氏が対抗に挙げた。

 このほかにも様々な技術が議論の俎上に載った。

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