本特集の最後となる今回は、端末の台数が500台以上の大規模なネットワークの場合を解説する。

 この規模では「スイッチの構成や設定を集中管理できるツールを利用する」ことが“新常識”になっている。スイッチはGUIかコマンドで設定するが、どちらの場合でも1台ずつ設定する必要がある。スイッチの数が少ないうちはいいが、数が増えてくると1台ずつ設定を行うのは大変だ。そこで、集中管理ツールが必要になる。

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 例えばスイッチのシリアル番号を管理する場合、集中管理していない場合は1台ずつshowコマンドでシリアル番号を出力し、Excelシートに手作業で転記していかなければならない。一方、集中管理ツールを導入すれば「自動的に機器の情報を収集してCSV(Comma-Separated Values)で出力できる」(ネットワンシステムズの箕輪氏)。管理コストを圧倒的に減らせるのだ。各ベンダーは、そうした管理ツールの高機能化を進めている。

スイッチの情報を見える化

 そうしたツールの中で特徴的なものを紹介していこう。まず、ヤマハのスイッチ集中管理機能である「L2MS」(Layer2 Management Service)だ。

ヤマハのスイッチ集中管理機能「L2MS」
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 特徴は、スイッチに関わるすべての情報を「見える化」できる点である。この機能を利用することで、トラブルが起こったときに原因の箇所を簡単に特定できる。例えば、「ループが発生したポート」や「接続されるはずの端末が接続されていないポート」などがグラフィカルに表示される。

 L2MSは、管理機能である「コントローラー」と管理対象である「スレーブ」からなる。同社のスイッチは、ローエンドのスイッチを含め、すべてスレーブとして機能する。つまり、スイッチをヤマハの製品で統一すれば、すべてのスイッチの情報を見える化できる。

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