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 「なぜこんなことをするのか」「どうしてこの方法なのか」。部下が理不尽・不条理と思う納得感の欠如は、上司が嫌われる大きな原因になる。

 納得感の欠如は、上司がやるべきことまで丸投げする、会社やユーザーの方針だからと伝書鳩のように振る舞う、こだわりが強く自分の考えを押し付ける―といった言動で起こる。

 ITブレークスルーの森川さんは以前、プロジェクトのメンバー追加を部下に任せ、ひどく嫌われた経験がある。本来プロジェクトマネジャーである森川さんがすべき仕事だったが、多忙のため部下に任せたものだった。これが部下にとっては「丸投げ」だった。

 その部下にメンバー調達の経験はない。なのに森川さんは詳しい指示や説明を怠った。その結果、部下は協力会社に「今すぐ」「2月と4月だけ」という非常識なメンバー追加を要求。協力会社はあきれて、森川さんに「もうおたくとは仕事をしない」と告げてきた。

 驚いた森川さんは「なぜそんな無茶な依頼をしたんだ。分からなければなぜ聞かなかったんだ」と部下を責めた。すると、部下が言い返してきた。「上司として丸投げしたことをどう思っているのか。こんな納得できないチームにはいられない。会社を辞めてもいい」。こう言われて森川さんは返す言葉がなかった。森川さんは「責任はすべて自分にある。丁寧に依頼内容を伝えればよかった」と反省する。

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