2017年11月3日に発売された「iPhone X」。前面がほぼ全て有機ELディスプレイを占めるデザインを採用したことで、ホームボタンやTouch IDを廃し、新たに顔で認証する「Face ID」を搭載するなど、インターフェースを大きく変えた。iPhone Xはどこまでユーザーの期待に応えたものになっているだろうか。

iPhone 8 Plusよりも片手で持ちやすい

 従来のiPhoneとは異なる新基軸を打ち出したiPhone Xが、11月3日に発売された。iPhoneの象徴とも言えるホームボタンを廃し、新たに5.8インチの有機ELディスプレイが前面を覆うようなデザインとなったほか、指紋認証のTouch IDに代わってAIを活用した顔認証のFace IDを採用するなど、従来のiPhoneに比べインターフェースが大きく変わったこともあり、特にアーリーアダプター層からの注目度は非常に高かった。

 それら1つ1つの要素を見ると、既に他のスマートフォンで実現されている要素も多いことから、筆者は今回、購入を見送ろうと思っていた。だが「やはり実際に試してみないと正当に評価はできない」と考え、発売日に入手するべく10月27日16時からの予約にチャレンジした……のだが、キャリアのショップ店頭での受け取りを選んで予約したことが災いしてか、発売日に購入できなかった。やむなく手を尽くしてなんとかレビュー用のiPhone Xを借り、試すことができた。その感想をお届けしたい。

対角インチ数はPlusより大きいが、横幅は狭く持ちやすい

 まずは本体のサイズ感だが、5.8インチと対角インチ数で見ればiPhone 8 Plusよりも大きいディスプレイを採用している。ただし、ディスプレイ比率は従来の16:9ではなく、18:9に近い縦長だ。そのため横幅が70.9mmと、iPhone 8 Plus(78.1mm)よりiPhone 8(67.3mm)に近いことから、片手でも十分持ちやすい。iPhone 8 Plusの横幅が気になったという人でも、比較的持ちやすいだろう。

iPhone Xは縦長のディスプレイを採用したことで、横幅が70.9mmと比較的狭く、iPhone 8 Plusと比べれば片手での操作がかなり快適だ(筆者撮影、以下同じ)
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 iPhone 8/8 Plus同様、ワイヤレス充電に対応していることから、背面にはガラス加工が施されているが、フレームの素材は同じ金属ながらも異なる材質を採用しており、全体的に光沢感のある美しい仕上がりだ。ただそれだけに、iPhone 7/7 Plusのジェットブラック同様、背面の指紋が目立ちやすいのは少々気になるところかもしれない。

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