近年注目されているインシュアテック。2017年9月27日に楽天が主催した「Rakuten FinTech Conference 2017」には、第一生命ホールディングス北堀 貴子 国内営業企画ユニット長 第一生命保険 営業企画部長、シンガポールPolicyPalバル・ジスアン・ヤップ CEO(最高経営責任者)兼共同創業者、独Simplesuranceヨアヒム・フォン・ボニン CFO(最高財務責任者) 兼 共同創業者 マネージングディレクター、楽天 森正弥 執行役員 兼 楽天技術研究所代表 楽天生命 楽天生命技術ラボ所長が登壇。「インシュアテックの鼓動 -テクノロジーが保険業界にどのような変革をもたらすか-」と題したパネルディスカッションで、最新のデジタルテクノロジーが保険業界にどのような変革をもたらすのかについて意見を交わした。

写真●保険会社、テクノロジーの専門家、インシュアテックのスタートアップが集結し、保険業界の未来について議論を戦わせた
(撮影:新関 雅士)
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 モデレーターの楽天生命保険 玉田恭子 インシュアテック推進部部長はまず、登壇したパネリストについて「保険会社、テクノロジーの専門家、インシュアテックのスタートアップの方々に来ていただいた」と紹介。続けて、第一生命ホールディングスの北堀氏に、どのようなテクノロジーを活用しているのかを尋ねた。

 北堀氏は、第一生命ホールディングスとしてインシュアテックに取り組み始めたのは「わずか2年前のこと」と前置きし、「その中でも少しずつ成果が見えてきている」と述べた。同社では、インシュアテックではなく「INSTECH(インステック)」と呼んでいるという。「ヘルスケア、アンダーライティング、マーケティングの領域でビッグデータ解析などのインステックを活用している」と説明した。

 例えば、ヘルスケアでは健康寿命の延伸に資する商品・サービスの開発に、アンダーライティングでは手続きの迅速化や加入時の診査・告知項目の簡素化に、マーケティングでは最適な提案を最適なタイミングですることに活用しているという。

 北堀氏の説明を受けて玉田氏は、楽天生命技術ラボ所長の森氏に「テクノロジーの専門家の立場」から保険業界で起きていることをどう見ているかと質問した。森氏は、インタ―ネットやスマートフォンの普及で、保険の加入者はいつでもどこでも保険に関するさまざまな情報にアクセスできるようになったと指摘。こうした環境の劇的な変化に後押しされて「顧客ニーズが極限にまで多様化している」という。

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