インターネット広告の最大手サイバーエージェントは、AIを使って質の高い広告を数多く、かつ迅速に作ろうと挑んでいる。専門組織「AIクリエイティブセンター」を2017年8月に設立した。過去に同社が手掛けたネット広告の広告表現(クリエーティブ)をデータに置き換え、それぞれの閲覧結果や閲覧者の推定属性といったデータとともにAIに学ばせる。学習結果を基に、質の高い広告の大量自動生成を狙う。

 新組織を発足する土台となったのが、2016年3月に始めた動画広告作成サービスだ。動画素材の選定から編集、初期設計、入稿審査、広告主企業による入札といった制作・配信工程のうち、素材選定と編集の工程にAIを使う。

「AIクリエイティブセンター」の土台となった動画作成サービスの概要
(出所:サイバーエージェント)
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 動画広告の依頼主企業の業種や商品の種類、アニメか実写かといった条件をクリエーターがシステムに入力すると、候補となる動画素材をAIが自動的に選んで提示する。編集についても、選んだ素材を並べて基本的な構成に沿った動画を自動作成。クリエーターの作業を助ける。

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