経費精算システムから部門ごとにデータを抜き取り、新たに部門コードを付与して会計システムに入力する。毎月末に出退勤管理システムから残業が40時間の社員のリストを作成し、その上長に警告の電子メールを送る。週に1度、競合製品のWebサイトを訪問して価格を調べ、価格を記したExcelファイルを部門サーバーにアップする――。

 これらの作業はいずれも、パソコン上で完結する作業だ。こうした作業を自動化する「RPA(Robotic Process Automation)」を導入する企業が、増えている。「RPAは業務や作業の内容を問わず、どのような業務でもパソコンで実施している作業であれば適用できることが特徴だ」とKPMGコンサルティングの田中淳一パートナーは話す。

図●RPAで自動化できる業務の例
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 「企業内にはパソコンで実行する作業があふれている」と田中パートナーは指摘する。その原因は、「『人手で逃げる』ことを前提にして、個別に導入してきた企業システムにある」と田中パートナーは話す。

 冒頭の例のように経費精算システムと会計システムをバラバラに導入し、部門コードが異なったり、出退勤システムから勤務データを一括して取得する機能がなかったりと、多くの企業システムは人手での運用が前提になっている。

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