スマートフォンやタブレットは、企業でも日常的に使われている。だが新入社員は、企業の利用規定やマナーを逸脱した、管理者が予期せぬ使い方をする可能性がある。そこで今回は、スマートフォンを業務に使ううえで新入社員に注意すべき点を解説しよう。

知らなければ、私物スマホを仕事に使うのも無理はない

 新入社員の世代は、学生時代からスマートフォンを当たり前のように使っている。企業/組織で定めている利用規程や運用ルールを説明しておかなければ、いつの間にか学生のときと同じ感覚で仕事に使い始めるだろう。この「いつの間にか」という部分が、企業にとって大問題だ。

 スマートフォンは、盗難や紛失時に情報流出を招く恐れがある。ウイルスやマルウエア感染による情報漏洩や、アカウントの不正利用などが発生する可能性も捨て切れない。個人利用のスマートフォンに業務用のデータを保存していたり、アクセスできるようにしていたりすると、企業が情報の流出や不正アクセスを把握できない。

 会社が管理も把握もできていない状態で個人所有の情報機器やクラウドサービスを業務に利用することは「シャドーIT」と呼ばれている。昨今、問題視されているリスクの一つだ。

情報漏洩を防ぐセキュリティ対策を徹底する

 個人のモバイル機器を業務で使うにあたり、何のルールも定めずにほったらかし、という企業は少ないだろう。大抵は、(1)端末を会社が支給して管理する、(2)会社が許可した個人所有の端末を利用してもらうBYOD(Bring Your Own Device)――のどちらかの方法で管理しているはずだ。

主なスマートフォンの業務利用形態
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