ノイズを小さくする仕組み

 LANケーブルの「差動信号」と「より対線」は、ノイズを小さくするための工夫だ。

 差動信号は2本の信号線の電位差を使うので、送信中に2本の信号線に同じ信号の乱れが生じても、受信側で差分を取れば乱れを取り除ける。こうして、ノイズは小さくなる。

 もう一つのより対線の効果は、平行の対線と比較するとわかりやすい(図2)。外部からの電磁波によって磁力線が信号線を横切ると、誘導電流が生じる。平行の対線では、一方向に誘導電流が発生してノイズが発生しやすい。

図2●より対線の“より”でケーブル外部からのノイズを軽減する
よったことで誘導電流が逆向きに発生し打ち消し合う。
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 一方、より対線では、信号線をねじっているので、磁力線に対して半回転する。このため、磁力線から受ける誘導電流の向きが、半回転するごとに逆向きに働いて、打ち消すようになる。こうして、電磁波からのノイズの影響を小さくできる。

出典:日経NETWORK 2016年11月号 pp.44-45
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

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