松本泉氏は、新日鉄住金ソリューションズ(NSSOL)で、顧客企業のITインフラ運用を支援するチームを率いる。新卒で新日本製鉄に入社して以来、マーケティングやコンサルティング、プロジェクトマネジメントなど、多様な経験を積んできた。どの部署でも女性は少なかったが、むしろ女性であることを有利に感じてきたという。

(聞き手は戸川 尚樹=ITpro編集長、編集は八木 玲子=ITpro)

「ITインフラソリューション事業本部」の役割を教えてください。

 お客様のITインフラ運用を、業種を問わずに支援しています。そのなかでも私は、ITサービスエンジニアリング事業部のエンジニアリング第四部長を務めています。第四部は、主に新規のお客様を担当するチームです。当社のソリューションを提案し、新しいお客様を開拓する役割を担っています。

新日鉄住金ソリューションズ ITインフラソリューション事業本部 ITサービスエンジニアリング事業部 エンジニアリング第四部長 松本泉氏
撮影:菊池 くらげ、以下同じ
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 第四部では様々なプロジェクトが動いていて、各プロジェクトを10人くらいのプロマネが担当しています。私は、その全体のマネジメント役です。

 新規案件は、「100件中、10件受注できれば御の字」というぐらい大変なものです。営業担当者がある程度の感触をつかんでくるわけですが、興味をもっていただけた場合、次に当社からどんな人物を連れて行くかがポイントになります。私の仕事の半分は、事業部長が行くか専門家を同行させるべきかといった調整をしたり、私自身が出て行ったりといったことです。残りの半分は、受注できたお仕事をしっかりと進めていくことです。

どのような経歴をお持ちなのでしょう。

 大学を卒業して、新卒で1991年に新日本製鉄(現在の新日鉄住金)に入社しました。でも「鉄」に携わりたかったわけではなく、新日鉄の中でもコンピュータ系を志望していました。

 大学時代は、数学を専攻していました。高校のときから、数学の「正解が一つに決まる」ところが好きでした。でも大学で数学科に入ってみたら、数字が全然出てこない。なんだか哲学のようで、しかも正解は一つじゃなかったりして。自分が思い描いていた世界とは違いました。

 その点、コンピュータだったら、エラーかどうかパッと答えが出ます。大学でコンピュータをバリバリ使っていたわけではないのですが、就職活動ではコンピュータ系の企業を回りました。

 新日鉄の面接でも「私はコンピュータをやりたい」と伝えました。その希望がかなって、配属されたのはコンピュータ事業。当時の新日鉄は、PCやプリンター、スキャナーなどを自社ブランドで出していました。私は5年ほど、プリンターの開発を手掛けました。プリンタードライバーを部分的に触るなどしてプログラミングも少し学びました。

 ところがこの事業は、1995年に他社に譲渡されました。それ以降、私は情報システム関連の部署に移りました。そして2001年に新日鉄ソリューションズ(現新日鉄住金ソリューションズ:NSSOL)が発足して、出向・転籍になりました。

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