インターネットの技術文書RFCの一つであるRFC 2544では、ネットワーク機器の性能を測定する方法が規定されている。そこにスループットの測定方法もある。

 スループットとは、ネットワーク機器がロスなく転送できる最大転送レートのことだ。測定には、64/128/256/512/1024/1280/1518バイトの7種類のフレームを使う。ネットワーク機器の最大通信速度でフレームを流し、全くロスなく転送できるかどうかを調べる。ロスが発生したらフレームの数を落とし、最も多くの数のフレームを転送できた値からスループットを割り出す。

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 本来はいくつパケット(フレーム)が流せたかが値となる。つまり、パケット/秒(pps)で示す数値だ。しかし、ppsはあまりなじみがない単位のためなのか、多くのベンダーは容量で理解できるビット/秒(bps)で表記する。

 一方のワイヤースピードは、最小サイズのフレームが理論的に考えられる最大数で流れている状態のこと。つまり「64バイトのフレームが最小のフレーム間隔である96ビットをキープしてびっちり詰まって流れている状態」を表す。この処理は、大きなフレームを処理するよりも負荷が高い。フレーム内のMACアドレスを見て、どの物理ポートの先に送出するかを頻繁に判断しなくてはならないからだ。

出典:日経NETWORK 2010年5月号 p.41
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