トンネリングとは、拠点間で通信するために仮想的な通信路を作ること。拠点と拠点の間にある外部のネットワークに影響を受けないように通信をするためだ。VPN(Virtual Private Network)装置を使って仮想的な閉域網を作るなどの処理を指すことが多い。

 トンネリングしたうえでデータを安全にやりとりするための手段の一つに、カプセリングがある。IPsecがその代表例だ。通信でやりとりするフレームやパケットを、通常の通信で使うプロトコルとは別のもので包んだりすることを指す。別種のプロトコルでデータを保護することで、外部ネットワークで使われているプロトコルの影響を受けずに済む。

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 トンネリングという用語は、IPv4とIPv6を共存させるための通信事業者のネットワークサービスでよく目にする。この場合、通信事業者が実際に行っていることはカプセリングである。

出典:日経NETWORK 2010年5月号 p.37
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