米アップルの2017会計年度第1四半期(2016年10~12月期)決算は、「iPhone」の販売台数と平均販売価格の好調さと、「Mac」の販売台数と平均販売価格の上昇によって、アナリストの予想を上回る過去最高の売上高を計上した。

 アップルの事業におけるMac(写真1)の位置付けについて、改めて考える。

写真1●2016年10月に開催された新型「MacBook Pro」発表イベントの様子
(撮影:松村 太郎)
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平均販売価格の上昇傾向が鮮明に

 アップルの決算で、Macの売上高を販売台数で割って、平均販売価格を求めてみる。2017会計年度第1四半期は1347.97ドルだった。2016会計年度第1四半期(前年同期)は1269.95ドル、2016会計年度第4四半期(前期)は1174.58ドルであったことを考えると、平均販売価格は上昇していることが分かる。

 Macの主力モデルはノートブック型の「MacBook」シリーズだが、1000ドル以下のラインアップは大幅に縮小された。特に「MacBook Air」11インチモデルがラインアップから消えたことで、アップデートされずに廉価版として残されている13インチMacBook Airの999ドルが最も安いモデルとなった。

 デスクトップ型でも499ドルの「Mac mini」が安価な選択肢として唯一残った。最も安い「iMac」21.5インチモデルは1099ドルだ。

 アップルはMacのラインアップについて、Retina化を進めており、ディスプレーを持たないMac miniと「Mac Pro」以外のラインアップについてRetinaディスプレー化を完了している。MacBookは1299ドルから、iMac Retina 4Kディスプレーモデルは1499ドルからとなった。

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