2017年1月以前からAmazon Web Services(AWS)の仮想マシンEC2で、Oracle Database Enterprise Edition(Oracle Database EE)を稼働させてきたシステムでは、何ら変更を加えていなくてもライセンス規約違反になることがある。リレーショナルデータベースサービス「Amazon RDS for Oracle」を持ち込みライセンスで利用してきたケースでも同じだ。

 米Oracleが2017年1月に、Oracle Database EEのライセンス規約を改定したからである(2017年1月23日から有効)。

つまずき対策

 違反にならないようにするには、改定された規約を理解し、プロセッサライセンス数を買い増す必要がある。結論からいうと、必要なプロセッサライセンス数は従来の2倍になる。

 Oracle Database EEの改定前のライセンス規約では、マルチコアプロセッサを搭載したマシンについて、コアごとに1個のプロセッサライセンスを必要とするのが基本だ。ただし、同じコア数でも、プロセッサの種類によって演算能力が異なるので、「係数」で補正する。例えばIntel Xeonシリーズの係数は0.5であり、4コアを持つXeon Processor 5687なら0.5を掛けて2コア相当となる(小数点以下がある場合は切り上げ)。この場合、2プロセッサライセンスが必要だ。

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