マシンラーニングや人工知能(AI)についてはGoogleが最も進んでいるとも言われています。このため米国サンフランシスコで開催された「Google Cloud NEXT 2017」というイベントに参加してきました。このイベントについてはITproでも速報がすでに掲載されていますから、興味のある方はこちらも御覧ください。

 Googleのイベントに行ってきたと話すと、私の知り合いは皆「今度はインターネットの広告ビジネスでもやるの」などととぼけたことを聞きます。4日間もひたすらセミナーを聞いてきたと私が言うと今度は「Googleもクラウドやってるんだ。一言でいうとどんなことなの」とまたとぼけた質問をします。つまるところGoogle Cloudについての知識はほとんどないし、あまり興味もないというのが日本の平均的なIT業界関係者だといえます。

(提供=123RF)
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 私も他人のことを笑えません。IT業界の誰しも、検索エンジンのGoogleは毎日付き合っていても、Googleという会社のことをあまりよく知っているわけではありません。昨年の年の暮れに、親しい大手企業のCIO数人とクラウドサービスについてディスカッションしている時のこと、尊敬する大手銀行のCIOが私にこんな質問をしました。

銀行CIO「楠さんはGoogleのクラウドについてはどんな見方をしているの」。この時、Googleがクラウドサービスをやっていることはメディアの情報で知っていましたが、一体どんなところが優れているのか正直なところ全く知識がありませんでした。

楠「Google Appsはひところ騒がれていましたが、今はOffice 365に押されてあまり耳にしませんね。日本のGoogleには社長もいないと聞くし、あんまり力を入れていないのではないですか」。

 私に知識が乏しことを見透かしたCIOはさらに突っ込んできました。 銀行CIO「AI関連をやるならばやっぱりGoogleは無視できないかもよ」。

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