人間の生活をアシストする「ソーシャルロボット」の「Jibo」が、2016年10月にようやく出荷されるようだ(写真1)。Jiboは卓上に載る小型ロボットで「MITメディアラボ」の准教授でロボット研究者として有名なCynthia Braezeal氏が開発する。

写真1●ソーシャルロボットの「Jibo」
出展:米Jibo
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 Jiroは2014年9月にクラウドファンディングの「Indiegogo」で370万ドルを超える資金を集めたことで知られる。Jiroに資金を投じたバッカー(支援者)の数は7400人を超える。開発元の米Jiroには、日本の電通ベンチャーズやKDDIも資金を投入している。

 ところがそれから2年近く。Jiboが世の中に出てくるのを待っている間に、小型のソーシャルロボットとか「ファミリーロボット」といった分野には、複数の競合製品が並ぶようになっている。

 模倣品とは言い過ぎだろうが、Jiboがみっちりと開発されている間に、他社がスピーディーに同様の製品を発表している。驚くばかりだ。そして、このソーシャルロボット分野では、一体何が勝つ決め手になるのか、まだ見えない。

 Jiboから遅れること1年、同じIndiegogoで資金を集めたのは、仏Blue Frog Roboticsの「Buddy」だ(写真2)。調達した資金は64万ドルほどとJiboよりは少ないが、目標額の600%以上を達成。1078人のバッカーがいる。

写真2●ソーシャルロボットの「Buddy」
出展:仏Blue Frog Robotics
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 Buddyも今年末に出荷される予定とのことだが、ロボットのイベントなどに行くと、よく走り回っているのを目にする。Jiboの実物がなかなか見られないのと違っているところだ。同社はフランスの会社だが、既にアメリカの東海岸と西海岸に2カ所の拠点を設けているようだ。

 BuddyとJiboの大きな違いは、Buddyが走行することである。Jiboは、頭部にあたる部分と胴体が面白い動きで回転するものの、基本的には据置型だ。一方Buddyには三つの車輪がついていて、リアルタイムで周囲の環境と現在位置を認識し、床上を走行し、センサーで障害物を避けたりもする。

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