上野駅に近い東京・台東の住宅地にあるコインランドリー「クリーンベスト三筋一丁目店」

 東京都の上野駅の程近い住宅密集地。マンションの1階にあるコインランドリー「クリーンベスト三筋一丁目店」の店内は、壁際は色鮮やかな業務用のガス燃焼式大型乾燥機や、靴専用の洗濯機など15台が並ぶ。

 店内を一見しただけでは普通のコインランドリーと変わりないが、半径数百メートルにライバル店がひしめく激戦区を勝ち抜く秘密がある。店内の設備はIoT(Internet of Things)機器として機能する。洗濯機や乾燥機の稼働状況を常時収集し、インターネットを通じてサーバーに集約。そのデータを利用者向けのサービスや、店舗経営など様々な形で活用する(図1)。

図1 ハイアール アジアの「ITランドリー」の概要
コインランドリーでIoT
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 この店舗で稼働しているのは、ハイアール アジア製のAQUA(アクア)ブランドの洗濯機・乾燥機だ。これらの機器をネットワーク化する同社のサービス「ITランドリーシステム」も併せて導入している。

 ハイアールの母体はパナソニック傘下に入った三洋電機から譲り受けた白物家電部門だ。三洋時代からコインランドリー向け機器に強く、現在でも7割程度のシェアを持つ。

 ITランドリー稼働店は日本全国で約1000店舗に上る。1店舗当たり平均12台前後が稼働しており、約1万2000台がネットワークにつながっていることになる。

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