韓国は2018年以降、中学の選択科目だった「情報」を必須科目に指定し、正規科目として3年間で34時間、アルゴリズムの基本を教えることにした。2019年は対象を拡大し、小学校5~6年にも2年間17時間教える。第4次産業革命やAI(人工知能)、ロボットなど新しいICTで世界が急変する中、コンピューテーショナル・シンキング(論理的思考)ができる子供を育たい考えだ。

 学校でコーディングを教えることになったからか、夏休みを迎えて高額のコーディング塾が急増している。特に富裕層が多いソウル市江南地区では、大学入試向けの学習塾からの紹介でコーディング塾に通う子供が増えている。「他の子もみんなやっています」「名門大学に入学したいなら全科目優秀でないとだめ」。塾側のこうした誘いに、教育熱の高い韓国の親は弱い。

 2017年秋の大学入学試験からは「ソフトウエア特技者推薦枠」が新設される。このため高校生まも、とりあえずコーディング塾に通ってみようという雰囲気になりつつある。

 富裕層の間で最も人気なのは、米カリフォルニア観光庁と提携した代理店が募集している「サマーキャンプ」だ。スタンフォード大学と、シリコンバレーの米グーグルや米フェイスブックといった大手ネット企業を訪問してコーディングを学ぶもので、費用は10日前後で約60万円かかる。それでも評判が口コミで広がり、受付開始後2日間で締め切ったほど申し込みが殺到したとか。

無料コーディング教室の様子
(出所:LGCNS提供)
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