ローカル賞:スマホ普及がもたらしたネットワークカメラアプリ「Rusuban Cam~見守り(監視)カメラサービス」

 ローカル賞は「Rusuban Cam~見守り(監視)カメラサービス」が受賞した。外出先からリモート監視を行なうネットワークカメラアプリ&サービスだが、ユニークなのは監視用に“余ったスマホ”を推奨している点。スマートフォンの買い替え、乗り替えサイクルが早まってきた2014年ならではの作品とも言える(写真4)。

写真4●ローカル賞を受賞したモルフォ、左から同社の森広英和氏、湯浅隆史氏、西野秀昭氏。プレゼンターはGoogle Developer Expert(Android)の安生真氏
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 余ったスマートフォンのみならず、タブレットを用いて手軽に導入できるのがメリット。アプリの設定や操作も極力シンプルなものを心がけたという。ペットや子ども、離れた場所に暮らす家族などの監視が想定され、受賞者のモルフォでは、既にカメラ1台に対して30日間300円(税抜き。カメラ利用開始から7日間は無料)でサービスを開始している。

 モルフォは、ユニークな自撮り用アプリ「Morpho Self Camera」(A3 2010-11 Winter)に続き2度目の受賞を果たした。同社は画像処理技術を手がけ、フロントラインのアプリよりも縁の下のライブラリを得意とする企業。「国内市場にスマートフォンが登場して数年が経ち、自宅にスマートフォンが余っている方もたくさんいる。そのスマートフォンを有効活用するのも、このサービスの売りの1つ。弊社はアプリの開発をそれほど多く手がけているわけではないので苦労も多かったが、今回の受賞で報われた」と、率直に喜びを語った。

ソニー賞:レンズスタイルカメラと連携する「Recacon : remote camera controller」

 ここで、事前には伝えていなかったサプライズとしてソニー賞を発表。ソニーモバイルコミュニケーションズのスマートフォンやソニー製のスマートフォン連携デバイスを生かし、さらに便利に楽しく使えるアプリが対象となった。

 受賞したのは坂庭真悟氏の「Recacon:remote camera controller」(写真5)。最近、2代目となるアップデートモデルも発表され、さらに独自性を増す「レンズスタイルカメラ」との連携アプリである。こうしたアプリが生まれる背景には、ソニーによる積極的なAPIの開放がある。実際、完成したアプリを世界各国の展示会で披露するなどの支援もしている。

写真5●ソニー賞を受賞した坂庭真悟氏。プレゼンターはソニーの加藤圭一氏
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 猫好きという坂庭氏のひらめきが開発の“源”となったそうで、「猫の写真を撮りながら考えた」というコメントも。フリースタイルとリモート操作というレンズスタイルカメラの特性を生かしたその内容に、ソニーの担当者も「これしかないというほど使い勝手が良かった」との感想をもらしたそうだ。

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