オープンソースのOfficeソフト「LibreOffice」の関係者が世界中から集まる「LibreOffice Conference」。2017年は、イタリア・ローマで2017年10月11日から13日まで開催されました。

 カンファレスの最初にいつも1年間の状況を振り返るセッションが行われます。LibreOffie認定担当スタッフのItalo Vignoli氏と「The Document Foundation」(TDF)のエグゼクティブ・ディレクターであるFlorian Effenberger氏が担当しました。

 開発における(バージョン管理システムGitでの)コミット数は多少のデコボコこそあるもののほぼ一定で、開発速度はあまり変わっていません。再現できない未確認バグ報告は一時期急激に減少したのですが、また増えつつあります。

 また、TDFのBoard of Directors(BoD、取締役会)メンバーや、BoDの選挙管理やTDFメンバーの管理を行うMembership Committeeのメンバーが紹介され、Q&Aセッションも実施されました。

紹介された9人のTDFスタッフ
(撮影:榎 真治、以下同じ)
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 LibreOfficeは特定の会社ではなく、コミュニティーが中心のプロジェクトです。コミュニティーメンバーが、ドイツに非営利団体であるTDFを設立し、法的な側面の管理やインフラなどをの運用をしています。筆者もTDFメンバーの1人です。

 TDFメンバー限定で「行動規範」と訳される「Code of Conduct(CoC)」 についてのディスカッション・セッションも開催されました。Marina Latini氏、Michael Meeks氏、Simon Phipps氏の3人が進行役で、40人近くが集まりました。

 トラブルを想定し、最近では多くのオープンソースコミュニティーで行動規範の制定が進んでいます。LibreOfficeコミュニティはかなりフレンドリーでよい雰囲気なのですが、最近は最も使われているSNS「Telegram」で荒らしのような言動を取る人も出てきており、CoCを整備することにしたのかもしれません。ドラフトが提示され、ランチタイムにはみ出すくらい活発な議論が行われました。

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