ディズニーは2017年8月8日、独自のストリーミングサービスを2019年に開始すると発表した。同社は2016年に米大リーグ(MLB)のストリーミング会社BAMTechの株式の33%を取得していたが、このたび保有株の過半数(約75%)を15億8000万ドル(約1800億円)で取得することにも合意。米国で2019年にディズニーおよびピクサーの新作を独占配信していく。まず2018年に「ESPN」ブランドでスポーツ番組のストリーミングサービスを立ち上げる。

 現在コンテンツを提供しているNetflixとの契約も2019年中で終了することも同時に明らかにした。2019年公開予定の「トイ・ストーリー4」、「アナと雪の女王」の続編、実写版の「ライオン・キング」などはディズニーの新たなストリーミングサービスで配信される予定。2017年8月のリリース発表時点では価格や米国以外のサービス提供国などは明らかになっていない。

英国では既に「DisneyLife」を提供

 ディズニーが独自配信を手掛けるのは、これが初めてではない。2015年11月から英国でディズニーのコンテンツのストリーミングサービス「DisneyLife」を月額9.99(約1400円)で提供している(図1)。本サービスは米国では提供していない。

図1●英国で提供されているDisneyLife
出所:DisneyLife(https://disneylife.com)
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世界の映画興行収入ベスト5は全てディズニーだが…

 2016年の全世界での映画興行収入ランキングの上位20本のうち7本がディズニー関連の映画だ。そしてベスト5は全てディズニー映画である(表1)。そのくらいディズニーのコンテンツは強く、世界中で公開されると人気になるため、世界規模で収入を上げることが可能だ。ただし、そのディズニーの業績も決して好調ではない。

表1●全世界での映画興行収入ランキングトップ20(2016年)
出所:Box Office Mojo発表資料を基に作成
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