ICT(情報通信技術)活用教育に関する展示会「関西教育ICT展」が2017年8月3日~4日の2日間、大阪市のインテックス大阪で開催された。教育関連の企業展示に加え、多数のセミナーやパネルディスカッションが開かれ、延べ約7700人が会場を訪れた。本展示会の開催はこれが2回目で、昨年に比べて1割ほど入場者が増えており、関西圏でのICT活用教育に対する関心は高まっているようだ。

大阪は酷暑だったが、学校の夏休み時期を迎えた教育関係者が朝から多数訪れた
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今回は105の教育関連企業や団体が出展。富士通、東芝、NECなどの大手PCメーカーも大きなブースを構えた
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 関西教育ICT展の特徴は、企業などの展示もさることながら、2日間でセミナーやパネルディスカッションが37セッションと充実していることと、それらの聴講に訪れる教職員など教育関係者が多いことだ。8月3日のパネルディスカッション「関西4主要都市教育長が語る2020年代に向けた教育の情報化」では、文部科学省 生涯学習政策局 情報教育課の梅村研課長が、新学習指導要領の実施に向けた政府方針や改訂のポイントを解説。続いて大阪市、京都市、堺市、姫路市の教育長らが、各自治体における教育へのICT活用の取り組みや今後の戦略を発表した。

 これ以外にもセミナーなどでは、教育関係者の間で関心が高い「アクティブラーニング」「初等教育におけるプログラミング学習」「大学でのBYOD導入」などをテーマに、専門家の解説やパネルディスカッションが開かれ、多くの聴講者を集めていた。

 企業展示では、新学習指導要領で2020年度から小学校で必修化されるプログラミング学習に対応した展示が目立った。富士ソフトは、簡単なプログラミングで動かせる「マイクロ相撲ロボット」を参考展示。「Scratch」と似た操作性のソフトでプログラムを作りロボットに送り込む。2つの車輪が付いたロボットはプログラムした通りに走り、アルゴリズムが正しいかどうか確かめられる。

富士ソフトの「マイクロ相撲ロボット」。専用アプリで作成したプログラムは、ロボットに5種類送信しておき、本体のボタンで切り替えて実行できる
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