前回は、コミュニティサイトを通して子どもたちが知り合い、そのあとで直接顔を合わせている話をした。

 現在、10代のネットにおける出会いの中心となっているのが「ID掲示板」だ。この事実は前回述べた警察庁発表の「平成25年中の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について」でも明らかだ(写真1)。こうしたネット経由の出会いは、ごく一般的な中高生にまで広がっている。

写真1●警視庁のリリース「平成25年中の出会い系サイト及びコミュニティサイトに起因する事犯の現状と対策について」 無料通話アプリのID掲示板に起因する犯罪被害が増加していると言及している

 進学校といわれる高校に通う2年生女子から、こんなことを聞いたことがある。「学校や塾、部活だけじゃ気が合う子が見つからない。親が選んだ高校に入ったら、女子校だしみんな真面目すぎて話が合わなかった。中学の頃の友達も忙しそう。だから、ID掲示板で仲良くなれる子を探した。変な申請も多かったけど、ブロックすればいいから平気。趣味が合う子が見つかって、『なんだ初めからこうすればよかった』と思った」。LINEで未成年のID検索利用が規制される前の話だ。

 今回は、子どもたちは具体的にどのように出会うのかを、数年前に大流行したMobageやGREEなどのゲームサイトと、LINEなどIDを公開するID掲示板との違いを中心に説明していく。

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