パケットをフレームに入れて送る

 元のデータから作ったパケットを,そのまま続けて通信回線に送出すると,パケットとパケットの境目がわからなくなってしまいます。また,伝送中にビット・エラーが生じたり,パケットが失われたりすると,正しいデータを送ることができません。

 こうした問題を解決するために用いられるのがフレームです。パケットはある端末から目的の端末に運ばれます。その過程において,端末と交換機の間または交換機同士の間で,パケットを運ぶのがフレームの役割です。フレームは,パケットの始まりと終わりを示す信号(フラグ),ビット・エラーを検出するために使う信号,フレームの順番を示す番号などを,パケットに付け加えて作ります。

 交換機の中には,フレームのレベルで中継する“フレーム交換機”といえるようなものもあります。このような交換機を使う方式が「フレーム・リレー」です。この場合,フレームにもアドレス(回線番号)を付けることになります。

 コンピュータを1対1で結ぶデータ伝送でも,フレームに含まれるエラー・チェックの信号を使って,信頼性を高めることができます。代表的な例としては,HDLC(ハイレベル・データリンク制御)があります。

出典:日経NETWORK 2001年5月号 pp.114-115
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。