池田 輝久
エンパワー・ネットワーク プリンシパル

 誰にでもミスはある。自ら率先して仕事をこなし,新しいことにも果敢に挑戦しているのであれば,ミス自体は大きな問題ではない。同じミスを繰り返さないことが重要である。そのためには,一度経験したミスや間違いを教訓にして,仕事内容を改善していく必要がある。ミスを糧に自分自身も成長していければ,周りの仲間やユーザーからも高い信頼を獲得できる。

 プロのエンジニアの六つ目の行動パターンは,日々の仕事の手順や作業内容をこまめに記録することである。そして,記録したものを整理し,再確認することである。ミスが起きたときには,記録した作業内容を振り返ることで,ミスの原因を突き止め,何を改善しなければならないかを浮き彫りにする。また,仕事を次の担当者に引き継ぐときも,詳細な記録は役に立つ。

 仕事はできる人に集まってくる。プロのエンジニアの下には,たくさんの仕事が次々に押し寄せてくるだろう。膨大な情報を管理しなければならなくなっているはずだ。それは頭の中だけで対処しきれるものではない。手帳やノート,備忘録,プロジェクトの資料など,利用できる“外部記憶装置”を様々に駆使しながら記録を残すのである。

[画像のクリックで拡大表示]
出典:日経SYSTEMS 2008年4月号 p.35
記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。