Apacheの設定ファイル「httpd.conf」の見方を説明します。

 Webサーバーのトップとなるドキュメント・ルートのディレクトリは,/var/www/htmlです。ただし,設定で変更可能なので,自分の好きなディレクトリをドキュメント・ルートにできます。

 ドキュメント・ルートとディレクトリの設定は設定ファイルの「DocumentRoot」項目で変更します。/etc/httpd/conf/httpd.confが設定ファイルです。

 ドキュメント・ルートの場所は,

DocumentRoot "/var/www/html"

と指定されています。これを/var/wwwに変更するには,

DocumentRoot "/var/www"

と変更します*1

 ドキュメント・ルートになるディレクトリを変更する場合は,対象となるディレクトリを作成してから,ディレクトリの所有者をApacheが利用しているユーザーに変更しておく必要があります。例えば,/var/wwwディレクトリを新規作成し,ディレクトリの所有者を「apache」に変更するには,

# mkdir /var/www

# chown -R apache.apache /var/www

と実行します。

ディレクトリごとの設定

 httpd.confでは各ディレクトリごとにアクセス制限や機能制限を設定できます。設定の際に利用するのが,「<Directory>」です。

 図1のように,httpd.confの中のとの間に,設定を記述します。そのディレクトリにあるサブ・ディレクトリに対しても,ここに記述された設定が有効になります。ただし,サブ・ディレクトリを別途<Directory>で設定している場合は,そちらの項目が優先されます。

<Directory 対象となるディレクトリ>
            各種設定項目
            :
            </Direcotry>
            
図1●ディレクトリごとの設定を行う<Diectory>の書式
<Directory>から</Directory>までの設定項目が指定したディレクトリに適用される。

 例えばドキュメント・ルートの設定は,図2のように記述されています。

<Directory "/var/www/html">
            Options Indexes FollowSymLinks
            AllowOverride None
            Order allow,deny
            Allow from all
            </Directory>
            
図2●ドキュメント・ルートの初期設定
コメントは省略した。

 では,<Directory>内で利用できる主な設定項目を見ていきましょう。

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