プラグインのインストール方法

 これ以降,様々なプラグインをEclipseの環境にインストールすることになります。それらのプラグインをインストールするには,いくつかの方法があります。

1.zipファイルを入手して展開,コピーする

 これは,Eclipseのプラグインをインストールする最も一般的な方法です。まず,各プラグインの配布サイトからzipファイルを入手して展開し,できたフォルダを確認します。通常「eclipse」というフォルダが作成され,その中に「plugins」「features」という二つのフォルダがある場合,それらをそのまま,Eclipseをインストールしたフォルダ内の「plugins」「features」に上書きコピーします(前述のLanguage Packと同じ)。

 展開してできたフォルダが「org.….バージョン番号」や「com.….バージョン番号」という形式だった場合は,Eclipseをインストールしたフォルダの「plugins」配下に直接コピーします。

 その後,Eclipseを起動すると,プラグインが認識されます。その際,起動オプションとして「-clean」を付けると,より確実です。

2.更新マネージャからのインストール

 Eclipseには「更新マネージャ」と呼ぶ機能があり,これを使ってプラグインのダウンロードやインストールを行うことができます。メニューバーの[ヘルプ]→[ソフトウエア更新]→[検索およびインストール]を選択して表示される「インストール/更新」ダイアログで,「インストールする新規フィーチャーを選択する」を選択して[次へ]をクリックします。

 ここで[新規リモートサイト]をクリックすると,「名前」と「URL」を入力するダイアログが表示されますので,プラグインがあるサイトのURL(「site.xml」を含む)を記述して[終了]をクリックします。するとEclipseは,そのサイトからインストール可能なプラグインの情報を取得して表示します。後は,必要なプラグインにチェックして[次へ]をクリックして指示に従いクリックしていくと,当該プラグインがインストールされます。

3.Callisto(カリスト)を利用してのインストール

 Callistoとは,Eclipseプロジェクトで開発されている複数の代表的なプラグインを,更新マネージャを利用して,簡単にインストールできるようにするものです。高機能なプラグインは,Eclipseプロジェクトで開発されているEMF(Eclipse Modeling Framework),GEF(Graphical Editing Framework),WTP(Eclipse Web Tools Platform)といったプラグインに依存することが多く,Callistoの使い方を覚えておくと便利です。

 また,プラグインを複数インストールする際,連鎖的に他のプラグインへの依存が発生し問題が生じる場合がありますが,Callistoでインストールしたプラグインは整合性が保たれているので,手軽にプラグインのインストールを行うことが出来ます。

 以下の手順で利用します。

(1)メニューから[ソフトウエア更新]→[検索およびインストール]を選択(図7

図7●更新マネージャを起動するメニュー
図7●更新マネージャを起動するメニュー

(2)「インストールする新規フィーチャーを選択」をチェックし,[次へ]をクリック(図8

図8●インストールするフィーチャー(プラグイン)の検索方法を選択
図8●インストールするフィーチャー(プラグイン)の検索方法を選択

(3)「Callisto ディスカバリー・サイト」を選択し,[終了]をクリック(図9

図9●更新アクセス先サイトの選択
図9●更新アクセス先サイトの選択

(4)適当なミラー・サイトを選択し,[OK]をクリック(図10

図10●ミラーサイトの選択
図10●ミラーサイトの選択

(5)様々なプラグインが表示されますので,必要なものを選択し,[次へ]をクリック(図11

図11●必要なプラグインを選択
図11●必要なプラグインを選択
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(6)ライセンスへの同意などを了承すると,インストールが開始される

 なお,Callistoでインストールした場合,日本語化は行われません。日本語化が必要な場合は別途,前述のサイトの「Language Pack」のリンクから該当のランゲージ・パックをダウンロードして適用する必要があります。

4.一括インストーラでのインストール

 Callistoは,依存する複数のプラグインのバージョンの互換性などを気にしなくてもいいのがメリットです。ただし,インストールできるプラグインがEclipseプロジェクトで開発されているものだけなので,それ以外のプラグインは手作業でインストールする必要があります。

 “Eclipseを使いたいけど,個別のインストールや日本語化作業は面倒!”と思う方もいるでしょう。そのため,Eclipse本体と合わせて日本語化や用途ごとのプラグインを一括してインストールするインストーラがいくつか公開されいます。自分の目的に合致している場合は,それを利用するもの良いでしょう。ここでは三つのインストーラを紹介します。

◆All-In-One-Ecilpse

 All-In-One Projectから,ダウンロードできるWindows用Eclipseインストーラです(図12)。Eclipse 3.2.0をベースとして,Eclipseプロジェクトのプラグインやプロパティ・ファイル編集用のプラグインなど便利なプラグインを日本語化した状態で利用できるようになります。

 残念なことに2006年9月で更新がとまっており,ややバージョンが古くなっていますが,利用するに当たって大きな問題とはならないでしょう。

図12●インストールするプラグインの選択画面
図12●インストールするプラグインの選択画面
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◆AmaterasIDE Installer

 EclipseとProject Amaterasで開発しているプラグイン,およびその他の便利なプラグインやLanguage Packをセットにして一括インストールを可能にしたWindows用インストーラです。プラグインは目的別にカテゴライズされており,カテゴリごとにインストールするかどうかを選択できます。(図13

 Project Amaterasからダウンロードできます。

図13●Amateras IDEでインストールするコンポーネントの選択画面
図13●Amateras IDEでインストールするコンポーネントの選択画面

◆MyEclipse

 米Genuitecが開発/販売する有償(Standard Edition:29.95ドル/年,Professional Edition:49.95ドル/年,いずれも開発者ライセンス)のインストーラです。Webアプリケーション開発はもちろんのこと,Ajax,Webサービス,Swing開発を行うのに必要なオープンソースや独自のプラグインなどを数多く梱包しています。特にSwing開発とAjax開発に強みを持っています。

 30日間の試用版があるので試してみることをお勧めします。MyEclipseのサイトからダウンロードできます。日立製作所との提携で開発された日本語版MyEclipseの試用版(90日間)もあります。

5.その他のインストール方法

 上記以外のインストール方法を必要とするプラグインは,通常,インストール方法が記述されたドキュメントが付属しているので,それを参考にします。例えば,「EclipseUML」プラグインは,jar形式で配布されており,インストール時には「java -jar (プラグイン名).jar」というコマンドを実行します。

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