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オンライン診療とは

2018/02/09 10:30
大下 淳一=日経デジタルヘルス

 リアルタイムでのコミュニケーションが可能なオンラインシステムなどの通信技術を用いた診察や医学管理を指す。2018年度診療報酬改定で、診療報酬上の評価が新設される(関連記事1)。

 オンライン診療は従来、互いに離れた場所にいる医師と患者をつなぐという側面から「遠隔診療」と呼ばれることが多かった。厚生労働省の事務連絡や関連通知でも「情報通信機器を用いた診療(いわゆる遠隔診療)」という表現が使われてきた。

 ところが最近は、オンライン診療という言葉を意識的に使う関係者が増えている(関連記事2)。医師と患者の間にある距離の制約を解消するだけでなく、時間的な制約の解消を含む医療の新しい選択肢になる、という側面を重視した呼称である。対面診療を置き換えるのではなく、対面診療と適切に組み合わせることでケアの質を高めたり、受診のハードルを下げたりする役割が強調されるようになった。

 こうした考え方は、2018年度診療報酬改定に向けた議論でより明確にされた。2018年2月7日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会では、対面診療を原則とした上で「オンライン診療料」「オンライン医学管理料」「在宅時医学総合管理料 オンライン在宅管理料」「精神科在宅患者支援管理料 精神科オンライン在宅管理料」を新設することが了承された。点数はオンライン診療料が1カ月につき70点、オンライン医学管理料など他の3つが1カ月につき100点とする。

 診療報酬の項目に「オンライン」という言葉が正式採用されたことで、今後は遠隔診療よりもオンライン診療という言葉が広く使われることになりそうだ。

 一方で今回の改定は、あくまでも対面診療を原則とする医学界の姿勢を改めて強調する内容ともなった。例えばオンライン診療料は、初診から6カ月以上が経過した患者を算定対象とし、しかもこの間は毎月同一の医師が対面診療を行っていることが算定要件になる。緊急時に概ね30分以内に診察可能な体制があること、1カ月あたりの再診料とオンライン診療料の合計算定回数に占めるオンライン診療料の割合が1割以下であること、などの施設基準も設けられた。

 今回の改定では、これまでオンライン診療に対して診療報酬を算定する際に適用していた「電話等再診」の扱いも見直された。患者などから電話などによって治療上の意見を求められて指示をした場合に算定が可能とし、定期的な医学管理を前提として行う場合は算定できなくなる。

 このほかオンライン診療とのかかわりが深い診療報酬項目として、在宅患者持続陽圧人工呼吸療法(CPAP)に対する「在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料 遠隔モニタリング加算」(1カ月につき150点)、在宅患者酸素療法に対する「在宅患者酸素療法指導管理料 遠隔モニタリング加算」(1カ月につき150点)がそれぞれ新設される。

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