人と車のインターフェースデバイスとして、本講演では車載用ディスプレーとタッチパネルを取り上げる。まず、学会・展示会からみる車載ディスプレーの動向と今後の方向性を解説する。テレビやスマートフォンなどの民生機器向けと車載機器向けの違いを、開発期間、信頼性、供給義務などの面から述べるとともに、人の命にかかわるデバイスという認識を新たに喚起する。さらに、車載用タッチパネルの要求性能についても概説する。

 車載用ディスプレーおよびタッチパネルの市場は、今後大きく成長すると期待される分野である。大きなビジネスチャンスをつかむために要求性能と開発状況の把握は必須である。

 本講座の講師は、世界で初めて民間航空機(B-777)のコックピットディスプレーおよびキャビンエンターテインメント用のTFT液晶パネルについて、研究開発から量産まで従事した。過去、数十年にわたるこの分野での実践を通して得られた知識や知恵を基に、最新の技術を分かりやすく紐解く。パネル部材メーカーの技術者や営業および管理に従事する方をはじめ、幅広い分野の方々の受講を前提にプログラムを作成した。

 講演で取り扱う技術情報は、ディスプレーの国際会議「SID 2017」および「IDW 2017」や、「ファインテック」などの展示会で公開されたものが中心である。話題の技術を分かりやすく解説する。

受講効果

  • 学会・展示会からみる車載ディスプレーの動向と今後の方向性を理解します
  • 民生機器向けと車載機器向けの違いを、開発期間、信頼性、供給義務などの面から学びます
  • 車載用タッチパネルの要求性能について

講師紹介

鵜飼 育弘 氏 (うかい やすひろ)

Ukai Display Device Institute
代表

w120-h137可変

1968年:大阪大学卒業、同年ホシデン入社。
1979年から主にトップゲート型a-Si TFT-LCDの研究開発および事業化に従事。
1989年:「Apple Macintosh potable:に世界で初めて10型モノクロ反射型のa-Si TFT-LCDが採用された。
1994年:世界で初めて民間航空機(ボーイング777)のコックピット用ディスプレーとしてTFT-LCDが採用された。スペースシャトルのコックピット用ディスプレーとしても採用された。
1997年:Du Pont社とa-Si TFTとSeによる直接変換型X線ディテクター(FPD:Flat Panel Detector)を開発、実用化。
1999年:東京工業大学から工学博士号を授与される。
    同年3月、ホシデンを退職(退職時、開発技術研究所参与)
1999年:ソニー入社。STLCD(ソニーと豊田自動織機の合弁)の技術部長としてLTPS TFT-LCDの量産立ち上げに従事。世界で初めてガラス基板上にLTPS TFTによるシステム・オン・パネルの量産 2002年~:モバイルディスプレイ事業本部担当部長及びコーポレートR&Dディスプレイデバイス開発本部 Chief Distinguished Engineer として、技術戦略・技術企画坦当。In-Cell化技術を学業界に提唱し、事業化を推進。 2008年3月:ソニー退職。
2008年4月~:現職。
   Journal of Display Technology (A Joint IEEE/OSA Publication) Co-Editor歴任。
九州大学、大阪市立大学大学院非常勤講師歴任。
   矢野経済研究所 客員研究員、 関西コンバーティングものづくり研究会 幹事。
   応用物理学会終身会員 Society for Information Display Senior Member。
   「薄膜トランジスタ技術のすべて」「実践ディスプレイ工学」「最新ディスプレイ技 術トレンド2017」など著書多数。

概要

日時: 2018年3月29日(木)10:00~17:00(開場09:30予定)
会場: エッサム神田ホール1号館 3階301(東京・神田)
主催: 日経エレクトロニクス

受講料(税込み)

  • 一般価格:49,800円
  • 会員・読者価格:43,200円
  • ※お得な複数名同時申込もできます。詳細は青いお申し込みボタンをクリック
■会員・読者価格
「会員・読者価格」は、日経テクノロジーオンライン有料会員(年払いのみ)、または、日経エレクトロニクス、日経ものづくり、日経Automotive定期購読者の方(日経テクノロジーオンライン有料会員とのセット購読の方を含む)が対象です。
■複数名同時申込価格
開催日の3日前(土日・祝日がある場合はその前日)に受付を終了させていただきます。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00 - 17:00

1. 学会・展示会から見る車載ディスプレーの動向と今後の方向性

  1.1 車載機器用と民生機器用の違い
  1.2 コックピット用ディスプレーと要求性能
  1.3 キャビンエンターテインメント用ディスプレーと要求性能
  1.4 車載用AMOLED(有機EL)の動向
  1.5 3D、曲面化対応
  1.6 自動運転を支える・求められるディスプレー技術
  1.7 車載用ディスプレーの市場動向

2. 車載タッチパネルの開発動向と構成部材への要求機能

  2.1 車載用タッチパネルの要求性能
  2.2 車載用タッチパネルの実用化と開発動向
  2.3 構成部材への要求性能
   2.3.1 低反射化技術
   2.3.2 虹むら(rainbow)対策
   2.3.3 光学貼り合わせ材料とプロセス
   2.3.4 モスアイフィルム
  2.4 フレキシブル化と構成部材への要求性能
  2.5 車載用タッチパネルの市場動向

3.フレキシブルディスプレーと求められるマテリアル開発

  3.1 フレキシブルディスプレー比較
  3.2 薄膜トランジスタ(TFT)と基板材料の要求性能
  33 透明電極材料、配線材料としての導電性インク、薄膜トランジスタの要求事例
  3.4 バリアー膜、封止材料の要求事項、開発動向
  3.5 視認性向上に求められる材料技術
  3.6 現状のフレキシブルOLED製造法の課題

4. まとめ

  • ※途中、昼休憩と午後の小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い
≪1名でお申し込みの場合≫
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方は、受講証はMyPageから印刷してご持参ください。
≪複数名同時申込の場合≫
お支払い方法が「請求書」の場合、お申込筆頭の方に、後日、筆頭の方の受講券と全員分の合算請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの場合、お申込筆頭の方はMyPageから受講証を印刷してご持参ください。
※支払方法にかかわらず、申込完了後にお申込筆頭者の方宛に、「登録完了メール」をお送りしますので、2人目以降の方はそちらを印刷してご持参ください。
 筆頭の方は、2人目以降の方に、「登録完了メール」の転送をお願いいたします。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
15名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。