図面がある限り、図面を検査する検図は絶対になくなりませんし、なくしてはなりません。ところが、開発リードタイムが短くなっている近年、開発プロセスの中で軽視されているものがあります。それは、「設計書を作成する時間」と「検図する時間」の2つです。

設計書は、設計する前にお客様が要求している機能や性能、品質を明確にし、設計するための方針を決定する大切な資料です。しかし、この設計書を、設計担当者と上司との間で口頭の連絡の中だけで決定し、詳細設計に入ってしまっているというのが多くの企業の現状です。もっとまずいのは、設計書を作成せずに、図面だけを見て誤記訂正のみで検図を終わらせてしまっているケースです。

これでは、過去の製品の品質がいくら良くても、同じ品質の製品をお客様に提供することができません。設計書があって初めて設計を開始することができます。そして、設計書があって初めて、お客様が要求する機能や性能、品質を確保できている図面になっているかどうかを検図できるのです。

正しい検図を行うためには、まずインプット情報で最も重要である設計書を完璧に構築し、設計書で検図に必要なポイントを抽出することが重要です。本講座では、あるべき設計書と検図に必要なポイントを解説します。

受講効果

  • あるべき設計書を理解できます。
  • 設計書から検図に必要なポイントを理解できます。
  • 演習により設計書の理解を深める事ができます。

講師紹介

中山 聡史 氏 (なかやま さとし)

A&Mコンサルト
経営コンサルタント

中山 聡史 氏

2003年関西大学機械システム工学科卒。2003年トヨタ自動車にてエンジン設計、開発、品質管理、環境対応業務などに従事。全てのエンジンシステムに関わり、海外でのエンジン走行テストなどにも同行経験あり。2011年A&Mコンサルトにて製造業を中心に設計改善、トヨタ流問題解決の考え方を展開。「モノ造りのQCDの80%は設計で決まる!」という理念の下、自動車メーカーで培った設計から開発、製造、品質保証までの幅広い経験を活かし、多くのものづくり企業で、設計業務改革や品質・製造改善、生産管理システムの構築などを支援している。

概要

日時: 2018年5月15日(火)10:00~17:00(開場09:30予定)
会場: Learning Square新橋 4F(東京・新橋)
主催: 日経ものづくり

受講料(税込み)

  • 一般価格:54,000円
  • 読者・価格:48,600円
■読者・会員価格
「読者・会員価格」は、日経エレクトロニクス、日経ものづくり、日経Automotive各誌の定期購読者の方(日経 xTECHとのセットを含む)あるいは、旧・日経テクノロジーオンライン年払い有料会員(675から始まる読者番号)が対象です。 今後、対象が変更となる場合があります。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00 - 17:00

1.設計書と開発プロセスのつながり

1)設計書の目的
2)設計書の全体像と検討タイミング
3)【演習1】~基本設計前の準備内容~

2.設計書の基本的な考え方

1)製品概要
2)機能系統図
 【演習2】~シャープペンシルの機能系統図~
3)設計方針
4)技術内容
5)設計課題
6)目標コスト
7)開発スケジュール

3.ダメな設計書とあるべき設計書の比較

4.設計書の事例紹介

5.【演習3】~設計書を作成しよう~

6.設計書と検図内容

1)設計書から抽出すべき検図ポイント
 (1)機能系統図からのポイント
 (2)設計方針からのポイント
 (3)技術内容からのポイント
 (4)設計課題からのポイント
 (5)コストからのポイント
 (6)開発スケジュールからのポイント

7.まとめ

  • ※途中、昼休憩と午後の小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方は、受講証はMyPageから印刷してご持参ください。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
15名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。