「品質完璧マスターシリーズ」は、大手であるトヨタグループ企業の中でも、優秀と評価される技術者が習得している品質手法を学ぶ講座です。講義だけではなく、充実した演習を通じて実践力を身に付けます。2018年度は半期ごとに分けて2シリーズを開催。両シリーズをまとめて申し込むことも、シリーズごとに申し込むことも、個々の講座を受講することもできます。本講座「最適品質を最高効率で得るトヨタのツール「多変量解析」」は、シーズン1の第4回目の講座となります。

多変量解析は、大量にあるデータを「見える化」して「意味」を見つけ出すためのツールです。データは「宝」。山積みのデータに埋もれているダイヤの原石を見つけ出して磨き上げる。これが多変量解析を使いこなすイメージです。測定したデータは現場にたくさんあるのに、残念ながら使い切れていない日本企業が多いというのが実態です。

多変量解析を使うことで見いだせる意味には2種類があります。1つは「要約」、もう1つは「予測」です。要約とは、データにどのような特徴があるかを読み取ることです。データから何が言えるのかを見つけ出すのです。予測は、文字通り次にどうなるかを見通すことです。

トヨタグループの技術者にとって多変量解析は必須のツールです。特に、設計部門と製造部門ではよく利用されています。使わないと設計値も製造条件も決めることができないからです。つまり、設計も製造もできません。山積みのデータから多変量解析を使って最適値を絞り込む。そうしたことはトヨタグループでは日常的に行っています。決して特別な道具ではなく、電卓のように身近な道具です。逆に、なぜ身近かと言えば、実務にバリバリ使えて便利だからです。逆に、トヨタグループが多変量解析をよく使うのは、多変量解析が「最適品質を最高の効率で得られるツールである」ということを理解しているからでしょう。

トヨタグループでは現場で使いやすくするために、理論と計算はパソコンとソフトウエアに任せ、技術者としては多変量解析という道具を使いこなすことに重点を置いています。本講座もその考え方を踏襲して進めます。本講座を受講し、便利で強力な多変量解析というツールを設計現場や生産現場で使いこなす方法を学びましょう。

本講座では、パソコンを使った演習があります。パソコンおよび必要な機材は、主催者がご用意いたしますのでご持参いただく必要はございません。

受講効果

  • 測定データをどのように多変量解析すればよいかについて、考え方と具体的な手法を学ぶことができます。
  • 事例演習を通し、パソコンを使用して多変量解析を行う方法を身に付けることができ、職場に帰って即活用できるようになります。
  • 対象は設計者に限らず、製造部門や品質保証部門を含む、品質に関わる全ての人。受講することで、測定データの要約と予測を行うことが可能になります。

講師紹介

皆川 一二 氏 (みながわ かずじ)

元デンソー、ワールドテック 講師
愛知工業大学 工学部 機械学科 非常勤講師、小松開発工業顧問

皆川 一二 氏

1966年に日本電装(現 デンソー)入社。トヨタ2000GTをはじめ、多くの燃料噴射装置や電子制御式燃料噴射装置(EFI)の開発設計に従事。EFI用コンポーネント、インジェクタ、エアフローメーター、燃料ポンプなどの開発設計も担当。車載システムと製品の開発設計で豊富な経験がある。2003年、デンソーテクノ 電子制御式ガソリン噴射製品設計部長。その後、デンソー テクノ品質管理部で品質教育企画および社内品質教育講師、トヨタグループ SQCアドバイザを歴任。ワールドテックでの品質教育講師として、現在に至る。

概要

日時: 2018年8月29日(水)10:00~17:00(開場9:30予定)
会場: Learning Square新橋 (東京・新橋)
主催: 日経ものづくり

受講料(税込み)

  • 一般価格:64,000円
  • 読者・会員価格:54,000円
■読者・会員価格
「読者・会員価格」は、日経エレクトロニクス、日経ものづくり、日経Automotive各誌の定期購読者の方(日経 xTECHとのセットを含む)あるいは、旧・日経テクノロジーオンライン年払い有料会員(675から始まる読者番号)が対象です。なお、対象が変更となる場合があります。
  • ※受講料には、昼食は含まれておりません。
  • ※満席になり次第、申込受付を締め切らせていただきますので、お早めにお申し込みください。

プログラム詳細

10:00 - 17:00

1.「多変量解析」講義&個人演習

1)多変量解析とは
2)重回帰分析
3)数量化I類
4)判別分析
5)数量化II類
6)主成分分析
7)クラスター分析
8)数量化III類
9)多変量解析を進めるにあたって

2.「多変量解析」グループ演習

1)解析データの準備
2)全体データの見える化
3)主成分分析とクラスター分析
4)考察

3.まとめ、質疑応答

  • ※途中、昼休憩と午後の小休憩が入ります。
  • ※講演時刻等、随時更新いたします。また、プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承願います。
■受講料のお支払い
お支払い方法が「請求書」の方には、後日、受講券・請求書を郵送いたします。
ご入金は銀行振込でお願いいたします。なお、振込手数料はお客様のご負担となりますので、あらかじめご了承ください。
クレジットカード支払いの方は、受講証はMyPageから印刷してご持参ください。
■お申し込み後のキャンセルおよび欠席など
お申し込み後のキャンセル、ご送金後の返金はお受けいたしかねます。代理の方が出席くださいますようお願いいたします。
会場までの交通費や宿泊費は、受講される方のご負担となります。講師等の急病、天災その他の不可抗力、その他やむを得ない事情により、中止する場合があります。この場合、受講料は返金いたします。
■最少開催人員
15名。参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。