ドイツの太陽光パネル大手であるSolarWorld Industries GmbH(ソーラーワールド社)は12月22日、モルディブのエライドゥ(Ellaidhoo)島のリゾート地に150kW分の単結晶太陽光パネルを供給すると発表した(図)。

独SolarWorld Industries社が150kW分の太陽光パネルを供給するモルディブのエライドゥ島
(出所:SolarWorld Industries)
[画像のクリックで拡大表示]
150kWの太陽光発電システムを導入するEllaidhoo Maldives Hotel
(出所:SolarWorld Industries)
[画像のクリックで拡大表示]

 リゾートホテル「Ellaidhoo Maldives Hotel」が設置する太陽光発電システム向けとなる。スリランカのAlpha Solar Energy Systems社がEPC(設計・調達・施工)サービスを担当する。

 同島は面積がわずか6万km2と狭く、海も近い。このため、高効率かつ高耐久性の太陽光パネルが必要とされ、ソーラーワールド社の代理店であるAlpha Solar Energy Systems社が受注を獲得したという。

 ソーラーワールド社のフランク・アスベック代表は、「モルディブでは、(海面上昇で)気候変動の現実が日常的に見て取れる状況となり、リゾート島としての“パラダイス”が消失する危機に直面している。このため、地元でも化石燃料から太陽光へのエネルギー転換を進めている。しかし、“パラダイス”を救えるのは、こうした取り組みを世界中で進めた場合だけだ」と警鐘を鳴らす。

 ソーラーワールド社(SolarWorld AG)は、2017年5月に債務超過により経営破たんに陥ったことを発表していた(関連記事)。

 2017年8月、同社の創業者で最高経営責任者(CEO)だったアスベック氏が、カタールのQatar Solar Technologies(QSTec)社から経済的な支援を受ける形でSolarWorld AGの資産を買収しSolarWorld Industries GmbHを新たに設立、現在に至っている。

 同社は今年、75MWの太陽光パネルを南アジア地域に供給したという。