郡山工場でのCO2排出量の変化
(出所:ノボ ノルディスク ファーマ)
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 デンマークの製薬会社Novo Nordisk社の日本法人であるノボ ノルディスク ファーマ(東京都千代田区)は12月14日、国内唯一の工場である郡山工場(福島県郡山市)で使用する全てのエネルギーを、2018年からCO2を排出しないエネルギーに転換すると発表した。

 郡山工場では、これまでも継続的な省エネルギー活動によって2011年には2005年のピーク時と比べてCO2排出量を43%削減した。

 しかし、東日本大震災に伴う原発停止により火力発電へシフトしたことで、2012年は排出量が増加。2013年からバイオマス発電と風力発電による2種類のグリーン電力証書の購入を進め、2016年には電力消費によるCO2排出量ゼロを達成した。

 今回、残っていたガスを含むすべての利用エネルギーをCO2を排出しないエネルギーに転換すべく、12月13日付で日本自然エネルギー(東京都品川区)とグリーン熱証書を購入する契約を締結した。

購入するグリーン熱証書は1万4800GJ分で、郡山工場で1年間に使用される電気・ガスを熱換算した値に相当する。使用するグリーン熱は、北海道網走郡津別町バイオマスエネルギーセンターと岐阜県加茂郡川辺町バイオマス熱電供給設備などから供給される。

 親会社のNovo Nordisk社は、バリューチェーン全体を通じて天然資源の消費削減を目指し、「2020年までに世界の全生産拠点の電力を再生可能エネルギーだけで賄う」という目標を設定している。2016年末時点では、世界中の生産拠点で使用される電力のうち78%を再生可能エネルギーに移行した。本国デンマークでは、すべての活動拠点で洋上風力発電から供給されるグリーン電力(証書)を利用している。