米保険業界の非営利団体であるIIHS(Insurance Institute for Highway Safety)は2017年12月7日、米国で発売された2018年モデルについて「Top Safety Pick+」および「Top Safety Pick」を受賞したモデルを発表した。「Top Safety Pick+」を獲得したのは15モデル(前年は38モデル)のみ、「Top Safety Pick」は47モデル(前年は82モデル)と、いずれも前年より大幅に減少した(関連記事)。

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 2017年モデルと比べて受賞車数が大幅に減ったのは、スモールオーバーラップ前面衝突試験に助手席側の評価を加えたからだ。スモールオーバーラップ試験は2012年に始まった。従来のオーバーラップ(オフセット)衝突試験は、車体前面の約半分をバリアに衝突させるものだったが、スモールオーバーラップ試験は約1/4を衝突させる。実際の交通事故で起きやすい衝突なので、この試験の導入以降、ドライバーの保護性能は大きく向上した。しかし、一部のメーカーでは助手席側の保護性能が不十分であることが分かり、今年から助手席側スモールオーバーラップ試験が追加されることになった。

 助手席の乗員は家族であることが多く、ユーザーはドライバーと同様の保護性能を求めている。2017年10月から正式に助手席側スモールオーバーラップ衝突試験の評価が発表された。Top Safety Pick+を獲得するには、この試験で「Good(良い)」もしくは「Acceptable(十分)」の評価が必要。「Marginal(必要最低限)」や「Poor(悪い)」、もしくは試験していないモデルは対象外となる。

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