ニセコ地域の位置
(出所:三井石油開発)
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 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は11月21日、「平成29年度地熱資源量の把握のための調査事業費助成金交付事業」のうち、「ニセコ地域地熱資源量の把握のための調査事業」において法令違反があったことから助成金を取り消すと発表した。

 助成事業者らが森林法第34条第1項および自然公園法第20条第3項の規定に違反して立木などを伐採・損傷したことが判明したことから助成金を取り消した。対象となる助成事業者は日本重化学工業と三井石油開発で、取り消し額は、交付決定額1億1173万4250円のうち3862万9126円。

 助成金交付事業実施細則第21条第1項第3号の規定に基づき、伐採と直接関係しないことが明らかに経費を除いた分の交付を取り消した。また、同実施細則第21条第1項第4号の規定に基づき、8月4日付の計画変更に伴う追加調査による増額分も取り消した。

 この件に関し、日本重化学工業と三井石油開発は11月10日、現地確認の結果を公表していた。それによると、北海道ニセコ地域地熱資源開発調査の際、下草刈り時に樹木(指定植物を含む)を伐採し、損傷させたことを確認したとし、「関係各所による最終的な樹木伐採・損傷状況の調査を踏まえた上での判断を待ち、法令及び関係各所の指示に従う」との対応を表明していた。