環境に配慮した新社屋
(出所:シュマルツ)
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屋上と玄関の庇に太陽光を設置
(出所:シュマルツ)
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 ドイツの真空機器メーカーSchmalz社の日本法人であるシュマルツ(横浜市)は、この程完成した新本社ビルに移転し、9月19日から営業開始した。テストスペース(通称“バキュラボ”)やショールーム、事務所、商品出荷・検品スペースといった機能に加えて、太陽光パネルや屋上・壁面緑化などさまざまな環境配慮設備を備えた。

 屋上に太陽光パネルを設置したほか、エントランス付近の来客用駐車場に太陽光パネルが組み込まれたガラス庇を設置した。最大出力は屋上が21.6kW、玄関庇が6.6kW。発電した電力は社内で自家消費する予定。

 また、発電による電力量などはエントランスに設置されるモニターに表示される。駐車場には電気自動車(EV)向けの急速充電器も設置した。パネルのメーカーは、屋上が京セラ製、玄関庇が独SOLARWATT社製。パワーコンディショナー(PCS)は田淵電機製を採用した。

 屋上には太陽光パネルのほかにも緑化スペースを設けたほか、エントランスのスロープ付近の庇の辺りや立体駐車場には壁面緑化を行う計画。緑化スペースを作ることで太陽の直射日光を遮断し、室内の気温上昇を防ぐ。植物は屋上にはセダム(メキシコマンネングサ)、壁面にはヘデラ カナリエンシスを植える予定、

 このほか、外壁を断熱材で覆った外断熱システムを採用し、防湿性に優れ結露が少ない。また、窓ガラスには真空ガラスを採用。複層ガラスにもう1枚ガラスを入れたトリプルガラスで、さらにLow-E膜でコーティングして高度な遮熱性・断熱性を持たせた。湿度と温度を別々に制御して快適な温度を保つ空調システムとともに、エアコンの風が直接当たることによる不快感を解消するため空調機とは別に空気の誘引システムを設置した。