米国ミシガン州のエネルギー事業大手であるDTE Energy(DTEエナジー)社は10月24日、自動車大手である米フォード・モーター社がミシガン州ディアボーン(Dearborn)に新設する本社サイトの「研究・技術センター(REC)」のエネルギー関連インフラの建設や運用を担当すると発表した。

 温室効果ガスを「超低排出量」に抑制し、フォード社が現在オフィスで消費するエネルギーと比較して約50%の省エネを目指すという。両社が合意したサービスは、建設の完了後となる2019年12月に開始を見込む。

 DTEエナジー社のDave Ruud電力・産業(P&I)グループ社長は、「フォードとDTEの協業には長い歴史がある。RECの開発は、持続可能性に関する主要プロジェクトで両社が協力する好機となった。今回の提携によって、フォードが今後も長期にわたって必要とする高効率かつ高信頼性のエネルギーをDTEは供給していく」と述べている。

 ディアボーンは、デトロイト中心部から西方約20kmに位置するデトロイト都市圏の一部である。フォード社は、建設後60年以上も経ち老朽化が進む約70棟のディアボーン本社サイトの社屋の大半を取り壊し、新設するグローバル本社ビルとRECの2カ所に 集約するという計画を2016年4月に発表している。これによってイノベーションを加速し、自動車とモビリティの総合企業に移行するという。

 DTEエナジー社は具体的には、太陽光発電システム、高効率ガス・コージェネレーション(熱電併給:CHP)システム、地中熱も活用し冷水や湯を供給可能な給水・給湯システム、ピーク電力需要時に活用可能な蓄熱システムなどをRECに建設し運用も担う。太陽光とCHP以外の施設は、DTE社が所有するという。