秋田県鹿角市の誘致企業として認定された
(出所:Miner Garage)
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 ビットコインなど仮想通貨のマイニング事業を手掛けるMiner Garage(東京都渋谷区)は10月23日、秋田県鹿角市の誘致企業として認定されたと発表した。

 鹿角では、再生可能エネルギーによるクリーンな電力を活用して事業に取り組む企業を誘致してきた。同市は、地熱・水力・風力など再エネが豊富で電力自給率は300%を超えるという。Miner Garageは、同市にある再エネ由来のクリーンな電力インフラを活用し、「マイニングセンター(仮想通貨処理施設)」を12月中旬から操業する。

 「マイニング」の英語の語源は採掘。仮想通貨に関連して使われる場合、基盤技術であるブロックチェーン(分散型台帳技術)の処理に対して計算能力を提供することを意味する。マイニングを行う多数のノードから構成される分散ネットワークによってブロックチェーンが維持される。「マイニングセンター」でこうした情報処理を行う。

 マイニング事業を行うには、低価格かつ安定した電力インフラの確保や、膨大な計算処理に伴う排熱・冷却処理などが重要になる。鹿角市は、地熱・水力・風力など再エネが豊富なうえ、年間の平均気温が低くマイニング用の計算機の発熱に対して高い排熱・冷却効率も期待できるという。

 「マイニングセンター」には当初600台の計算機を設置し、ビットコインなど10種類程度の仮想通貨について年間3億円程度(日本円換算)のマイニング事業を見込む。また、地元の雇用促進に加え、今後、需要が見込まれるブロックチェーンエンジニアの育成も視野に入れている。なお、具体的な再エネ調達方法については現在、東北電力と交渉中。