NTT東日本とNTT西日本は、固定電話網のIP網移行について、スケジュールとサービス内容の変更を発表した(ニュースリリース*PDF)。2025年頃にPSTN(Public Switched Telephone Network:加入電話やINSネットを提供するネットワーク)の中継・信号交換機が維持限界を迎えるものが発生するため、両社はIP網へ移行することでサービスを維持していく考えを示している。固定電話の回線数と音声トラフィックは減少を続けており、コストをかけずにサービスを維持していくのが課題だ。

サービスの切り替えとIP網への切り替え完了時期
(図:NTT東日本、NTT西日本)
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音声トラフィックの推移
(図:NTT東日本、NTT西日本)
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 固定電話発信について、通話のIP網経由への切り替えは2024年1月より開始する。切り替え開始時に加入電話・INSネットの契約を一斉に引き継ぎ、新たな料金を適用する。基本料金は市場環境が著しく変化しない限り、現在の加入電話・INSネットの基本料と同額。交換機よりも安価なIPルーター等を用いて、距離にほぼ依存しないネットワーク構成ができるIP網の特性を活かして、通話料は全国一律3分8.5円(税抜)に変更する。宅内の工事や電話機交換は不要で、IP網への切り替え後も既存のメタルケーブルは継続利用する。

通話料の変更案
(図:NTT東日本、NTT西日本)
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