エネルギー監視サービスの概要と取付例
(出所:東北電気保安協会)
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データ閲覧の例
(出所:東北電気保安協会)
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 東北電気保安協会(仙台市)は10月2日、収集データの「見える化」のほか、デマンド監視・予測に基づき、自動的に負荷を制御し、デマンド超過を抑制する機能などを標準メニューとした「エネルギー監視サービス」の提供を開始すると発表した。

 高圧需要家を対象とし、スマートメーターの「Bルートサービス」を活用した。Bルートサービスとは、スマートメーターの計測データを需要家のエネルギー管理装置に送信する仕組み。インターネットイニシアティブ(以下IIJ)との協業によりサービス化した。

 東北電気保安協会では、設定したデマンドを超えそうな場合、警報を表示する「デマンド監視サービス」を提供してきた。デマンド監視サービスでは、サービス提供に必要な装置の設置は、需要家の負担だったが、今回の「エネルギー監視サービス」では、装置設置などの初期費用はなく、5年間のレンタル契約を途中解約する場合に違約金が発生する。

 「見える化」機能で閲覧できるデータは、「デマンド監視サービス」で提供していた予測デマンド、デマンド実績、消費実績に加え、新サービスでは、デマンド値分布、概算電気料金も加わった。データ期間は、日間、月間、年間に加え、週間も可能になった。また、実績を月1回、メールで通知するサービスも新規導入した。

 収集データの「見える化」により、省エネ意識の向上のほか、ピーク負荷のシフト・カットが可能になり、契約電力の見直しによる電気代の削減が可能になるという。

 新サービスでは、デマンド予測値が需要家の設定した値を超える恐れのある場合、あらかじめ指定された機器(室外機など)を自動的に制御(省エネ運転や停止)する機能を標準サービスとした。従来の「デマンド監視サービス」ではオプションだった。
 
 サービスの開始にあたっては、IIJの高圧スマートメーターBルート活用サービスとモバイルサービスを採用し、ゲートウエイ機能機器からクラウドまで、ワンストップで提供するという。