木質チップの例
(出所:中部電力)
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パーム椰子殻の例
(出所:中部電力)
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 日本政策投資銀行(DBJ)は9月29日、シーエナジー(名古屋市)およびフルハシEPO(名古屋市)が愛知県半田市において共同で取り組むバイオマス発電事業に融資を実施したと発表した。東海地域における再生可能エネルギー振興の観点から融資を行ったという。

 シーエナジーは、中部電力グループの総合エネルギーサービス企業で、太陽光発電や小水力発電などの新エネルギー事業に取り組んでいる。また、フルハシEPOは、中部地区を中心に木材の建設廃材などのリサイクル事業を行っており、近年ではバイオマス燃料向けチップの製造販売にも乗り出している。

 両社は4月27日にSPC(特別目的会社)「CEPO半田バイオマス発電株式会社」(愛知県半田市)を設立。CEPOは、建築廃材など由来の木質リサイクルチップとパーム椰子柄(PKS)を燃料とする出力50MWのバイオマス発電所の建設を計画している。

 同発電所では、年間で木質チップを約15万t、PKSを約13万t使用し、一般家庭約11万9000世帯に相当する約3.7億kWhを発電する計画。CO2排出量を約15万t削減する見込み。2019年10月から運転を開始する予定。

 なお、中部電力グループでは、碧南火力発電所で木質バイオマスの混焼を行うほか、四日市火力発電所構内に木質ペレットとPKSを燃料とした出力49MWのバイオマス専焼発電設備を新設し、2020年4月に運転を開始する。さらに、2022年3月に運転開始する武豊火力発電所5号機でもバイオマス燃料との混焼を行う予定。